用心棒の映画史に残る大男は台湾出身の元力士&元プロレスラー

黒澤明の映画『用心棒』では、ものすごい大男がひときわ目を引きますよね。

この記事では、印象的な大男の正体と他の出演作品などについて掘り下げるのとともに、本作を無料で見る方法についても解説しています。

映画『用心棒』の大男は台湾出身の元力士で元レスラー

『用心棒』に登場する大男の正体は、台湾出身の元力士で元プロレスラーの羅生門綱五郎(らしょうもん つなごろう)です。

大相撲の土俵を6年間務めた後にプロレスラーとなり、俳優に転身しています。

1940年(昭和15年)に花籠部屋に入門し、四股名は大日本帝国最高峰だった台湾の新高山(現:玉山)に由来して新高山 一郎(にいたかやま いちろう)、1940年5月場所で初土俵を踏む。

その後、四股名を泉錦(いずみにしき)に改名し、1946年(昭和21年)11月場所限りで廃業、最高位は幕下15枚目。

その後、日本プロレス入りして巨人レスラーとして知られた。

引用元:Wikipedia

『用心棒』では悪役の一方のボス「丑寅」の子分の一人、「閂(かんぬき)」役として、2メートルを超える巨体を活かして異彩を放っていますよね。

なかでも、桑畑三十郎(三船敏郎)を何度も投げ飛ばし、流血させているシーンが目に焼き付きます。

『用心棒』では羅生門綱五郎の他の出演作と比べてもセリフが多く、

ここは地獄の一丁目だ。おいおい待てよ、そっちは地獄の二丁目だぜ

など、思わずニヤリとしますよね。

ジャイアント馬場と間違われることも

ものすごく背が高く痩せ型、しかも顔も頬骨が出ていて目も細いため、プロレスラーのジャイアント馬場と間違われることがよくあったそうです。

日本統治時代の台湾で育っているため、流ちょうな日本語を操れたこともあり、観客のみならずマスコミまで間違えて紹介することもありました。

ジャイアント馬場はテレビやCMへの出演が有名ですが、本数は少ないものの映画にも出演経験があったことも、羅生門が間違えられた要因のひとつと考えられます。
『用心棒』への感想でも、次の通り勘違いしている口コミが見られます。
 

「ここは地獄の何丁目だぜ」と言いながら三十郎を投げ飛ばすでかい俳優、ずっとジャイアント馬場だと思っていましたが、オープニングに名前が出てこないので謎のままつかえが取れませんでした。

ところが最近、羅生門網五郎というのが彼の名前だということが分かり、これで疑問晴れました、ハアすっきりした。しかし名前以外はよく分かりません。プロレスラー説もあるみたいで・・・。

引用元:ぴあ映画生活

羅生門綱五郎の出演映画では雪男やフランケン役も

羅生門綱五郎は、1950~60年代にかけて数多くの日本映画に出演しています

『用心棒』以外の代表的な作品を、以下にピックアップしておきますね。

  • 映画『ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども』(命を狙われる雪男役)
  • 映画『底抜け慰問屋行ったり来たり』(日本人野球チームのバッター役)
  • 映画『太陽の墓場』(涙もろい日雇い労働者役)
  • テレビドラマ『鉄腕アトム』(フランケン役)
ちなみに、本人の名前でもある黒澤監督の映画『羅生門』には出演していません。

まとめ

映画『用心棒』の大男は元力士&元プロレスラーの羅生門綱五郎で、2メートルを超える長身や風貌を活かし、1950~60年代の映画界のバイプレーヤーとして活躍していました。

私も実際に本作を見たところ、本当にジャイアント馬場そっくりのいで立ちで、調べるまでは別人とはまったくわかりませんでした。

彼が木槌のような武器を持って仁王立ちしている場面や、三船敏郎を投げ飛ばしまくるシーンは、めちゃくちゃ迫力がありますよね。

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本ページの情報は2021年7月時点のものです。

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