犬神家の一族のセリフ7選※ストーリーを魅せるコメディ調の名台詞も

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映画『犬神家の一族(1976年)』では、たくさんの特徴あるセリフが出てきますよね。

この記事では本作で印象的なセリフを7つピックアップして掘り下げるのとともに、本作を無料で見る方法についても解説しています。

犬神家の一族を7つのセリフで振り返る

  1. よ~し、わかった!
  2. 食べなさい、食べなさい
  3. 最初が菊で、今度が琴。つまり、斧(よき)琴(こと)菊(きく)
  4. お袋が死んだのは俺が9つの時だ。最後まであんたたちを呪ってた。この犬神家をな!
  5. お待たせしました。この方が、金田一耕助さんです
  6. これに住所と名前を書いて下さい。近頃、警察がうるさいんです
  7. 皆さん、全ては偶然の集積でした

よ~し、わかった!

橘警察署長(加藤武)の口癖のセリフです。

「よ~し、わかった!」と言った後に、見当違いの推理を言うというのが、作中でお決まりのパターンですよね。

ただのコメディっぽさの演出のようですが、実は事件の経過をわかりやすく伝えているとも言えます。

食べなさい、食べなさい

金田一耕助(石坂浩二)が那須ホテルの女中のはる(坂口良子)に、うどん屋で語るセリフです。

「食べなさい、食べなさい」と、はるにうどんを勧めながらも、捜査に関する毒物について何度も質問しますよね。

「ケシの実の毒性の主成分はモルヒネで、塩酸モルヒネが検出された」と、調べた難しい内容をはるが話しますが、金田一の質問攻めのため、はるが「うどんをちゃんと食べれない」というオチになっています。

最初が菊で、今度が琴。つまり、斧(よき)琴(こと)菊(きく)

佐智(川口恒)が殺された直後に、竹子(三条美紀)が松子(高峰三枝子)に語るセリフです。

一族の中で最初に殺された佐武(地井武男)は、生首が菊人形の首とすげ替えられていましたが、次に殺された佐智の首には琴の弦が巻かれていました。

犬神家一族の家宝である、斧(よき)琴(こと)菊(きく)になぞらえた殺人であることを示しています。

お袋が死んだのは俺が9つの時だ。最後まであんたたちを呪ってた。この犬神家をな!

青沼静馬(あおい輝彦)の松子へのセリフです。

母の青沼菊乃(大関優子)が松子、竹子、梅子(草笛光子)に暴行を受けた過去のことを語っている場面ですね。

次のシーンで、逆さまで脚だけが出た状態で静馬が湖に沈められている画が強烈です。

お待たせしました。この方が、金田一耕助さんです

古館弁護士(小沢栄太郎)が金田一を犬神家の一族に紹介するセリフで、遺言状を一族の前で読み上げる直前のため、緊張感がただよっています。

これに住所と名前を書いて下さい。近頃、警察がうるさいんです

柏屋の亭主(三木のり平)の佐清へのセリフです。

佐清が記帳を拒むということが、後々、ストーリーに大きく絡んできますよね。

皆さん、全ては偶然の集積でした

金田一が自身の推理が完成したことを表すセリフです。

まとめ

映画『犬神家の一族(1976年)』のセリフには、ただコメディっぽさを出しているようで実はストーリーをわかりやすく見せるなど、随所に工夫が見られます。

一族の殺人事件という重いテーマの作品ですが、登場人物の多彩なセリフが映画のクオリティをグッと高めていると言えますよね。

私も見ていて、2時間半ほどの長い上映時間の映画なのに、まったく飽きずに最後まで視聴できました。

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市川崑監督の『ビルマの竪琴』についても、主人公のその後にスポットを当てて、こちらで書いています。

本ページの情報は2021年7月時点のものです。

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